FORNA SETTI(フォルナセッティ ) プレート　Tema e Variazioni

有名なTema e Variazioniシリーズのプレート。
ユーモアと気品と超現実主義が見事に調和し、日用品でありながら洗練された芸術品の一つです。世界中にフォルナセッティのファン多数！

Tema e Variazioniシリーズについて
あるテーマから着想を得て、無限のバリエーションを創り出すピエロ・フォルナセッティ。自由奔放な想像力を持つ彼は、ある一つのイメージについて、新たに解釈し、新たな創造を加え、常に進化させていきました。そんな彼の、最も有名な代表作が、19世紀のオペラ歌手、リナ・カバリエリ(Lina Cavalieri)の謎めいた顔をモチーフにした、この’Tema e Variazioni’のシリーズ。彼が描いたリナ・カバリエリの顔は、ギリシャの彫像のように美しく、その笑みはモナリザのように謎めいて、彼女自身の名声よりも有名になりました。ピエロ・フォルナセッティにとって、彼女の顔は究極で永遠のモチーフ。内から絶え間なく湧き出るインスピレーションを得て彼が創作したTema e Variazioniシリーズは、日用品のプレート等を含め350点以上にもなります。

ピエロ・フォルナセッティ(Piero Fornasetti, 1913-1988年)とは？
ミラノ出身の芸術家。彼が才能を発揮した分野は、絵画から彫刻、室内装飾、本の装丁、家具の制作、その他様々な作品に及び、制作品数は11,000点を超え、20世紀において、最も独創的で創造的な才能をもつ芸術家の１人であると賞賛されています。彼の作品はビジュアル・ランゲージと言えるでしょう。一目でそれとわかる彼のデザインには、言葉を介さずとも、見る者の心に、強烈に訴えてくる不思議な力がありますが、また愛嬌もあり魅力的。ピエロ・フォルナセッティはイメージと色と奇抜さと機知に富んだ、独自の世界を作りあげました。
　彼の死後、息子のバルナバ・フォルナセッティ(Barnaba Fornasetti)氏が、彼の遺産である作品と創造的精神をしっかりと受け継ぎ、彼の作品を生産、復活させるだけでなく、新解釈を加えた新しい作品も創り続けています。